日経平均は103円程度安、売り先行後はやや下げ渋る動きに=14日寄り付き

 14日午前9時19分すぎの日経平均株価は、前日比103円程度安い2万8614円前後で推移する。午前9時1分には、同235円42銭安の2万8482円82銭を付けている。きのう13日は続伸となったものの、上値の重い展開だったことや、現地13日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数がともに3日ぶりに反落したこともあり、売りが先行。その後は、外国為替市場で、ドル・円相場がきのうの水準よりもやや円安方向にあることから、下げ渋る動きとなっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比100円安の2万8550円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株が下落。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も安い。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も軟調。信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も下げている。

 個別では、ウイングA<4432.T>、アイケイ<2722.T>、インテリクス<8940.T>、三栄建築<3228.T>、リテールP<8167.T>などが下落。半面、MORESC<5018.T>、EJHD<2153.T>、東宝<9602.T>、フロンティM<7038.T>、パルGH<2726.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時19分時点で、1ドル=110円台の半ば(13日は1ドル=110円36-38銭)、1ユーロ=130円台の前半(同130円79-83銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ