東製鉄が急騰、22年3月期第2四半期と通期の業績予想を上方修正し買い人気

株式

2021/7/26 10:55

 東京製鉄(東製鉄)<5423.T>が急騰し、一時円高の1100円を付けている。前週21日引け後、22年3月期第2四半期(21年4-9月)と通期の単体業績予想を上方修正し、買い人気を集めた。

 第2四半期業績予想で、売上高を1105億円から1180億円(前年同期比75.2%増)に、営業利益を60億円から100億円(同3.1倍)に引き上げた。通期予想では、売上高を2210億円から2440億円(前期比72.5%増)に、営業利益を120億円から220億円(同5.5倍)に増額した。第1四半期(21年4-6月)において、海外マーケットは、鉄鋼需要の急回復により供給が追い付かず、鋼材市況が歴史的な高値に達するなか、国内市況も上昇基調が続いた。今後も、海外では、鉄不足の状態が解消されず、鋼材需給は引き締まった状況が続くとみられるほか、国内においても、建設工事や民間設備投資の持ち直しなどを受けて、鋼材需要は堅調に推移することを見込んでいる。

 22年3月期第1四半期(21年4-6月)の決算は、売上高が530億7100万円(前年同期比45.9%増)、営業利益が37億1500万円(同14.8%増)だった。

 午前10時53分時点の株価は、前営業日比86円高の1156円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ