米アップル、クックCEOが半導体不足を改めて懸念し、時間外で株価下落

米国株式

米決算

2021/7/28 9:23

 米アップル<AAPL>の株価が27日の時間外取引で下値を模索し、日中終値比2.09%安の143.70ドルで引けた。

 同日引け後に発表した21年9月期第3四半期(4-6月)の決算は市場予想を上回る内容だったものの、ティム・クックCEO(最高経営責任者)が半導体の供給不足がiPhone(アイフォーン)などの販売に悪影響を及ぼすと懸念したことなどが嫌気されたようだ。

 第3四半期の売上高は前年同期比36%増の814億3000万ドル、純利益は同93%増の217億4000万ドル、希薄化後1株当たり利益(EPS)はの1.30ドルとなり、売上高、EPSともに市場予想を上回った。

 売上高の主な内訳は、20年10月に投入した「iPhone12」が貢献し、主力の「iPhone」部門が前年同期比50%増の395億7000万ドルと急増した。また、音楽配信サービスの「アップル・ミュージック」や電子決済サービス「アップル・ペイ」などの「サービス」部門は同33%増の174億9000万ドルだった。タブレット型PC「iPad」は同12%増の73億7000万ドル、「Mac」は同16%増の82億4000万ドル、アップルウオッチなどの「ウエラブル端末」分野は同36%増の87億8000万ドルだった。

 地域別の売上高は、米国が前年同期比33%増の358億7000万ドル、欧州が同34%増の189億4000万ドル、中国が同58%増の147億6000万ドル、日本が同30%増の64億6000万ドル、日本を除いたアジア太平洋が同28%増の54億ドルだった。

 第4四半期(7-9月)業績見通しの詳細は明らかにしなかった。

<関連銘柄>

NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

NYダウベア<2041.T>

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ