<新興国eye>ブラジル中銀週報:次回8月会合の政策金利見通しを5.25%に据え置き

新興国

2021/8/3 11:19

 ブラジル中央銀行が2日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の21年末時点の政策金利の見通しは前週予想の7.00%に据え置かれた。1カ月前は6.50%だった。22年末時点の見通しも前週予想の7.00%に据え置かれた。据え置きは3週連続、1カ月前は6.75%だった。次回8月3-4日会合時点の見通しも前週予想の5.25%に据え置かれた。1カ月前は5.00%だった。

 21年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の対前年比5.29%増から5.30%増に上方修正された。上方修正は15週連続、1カ月前の予想は5.18%増だった。また、22年の見通しは前週予想の2.10%増に据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前の予想も2.10%増だった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た21年のインフレ見通しは前週予想の6.56%上昇から6.79%上昇に引き上げられた。引き上げは17週連続、1カ月前の予想は6.07%上昇だった。22年の見通しも前週予想の3.80%上昇から3.81%上昇に引き上げられた。引き上げは2週連続、1カ月前の予想は3.77%上昇だった。

 為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の1ドル=5.09レアルから5.1レアルに引き上げられた。引き上げは2週連続、1カ月前の予想は5.04レアルだった。22年末時点の見通しは前週予想の5.20レアルに据え置かれた。据え置きは7週連続となった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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