JR東海が小幅安、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」継続、目標株価は1万8800円に引き下げ

株式

2021/8/16 16:10

 JR東海<9022.T>が小幅安。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では13日付で、レーティング「オーバーウエート」(強気)を継続、目標株価は2万円から1万8800円に引き下げている。

 26年3月期までの連結営業利益予想を下方修正し、あわせて目標株価を1万8800円に引き下げるとしている。同証券業績予想にはビジネス需要の構造的減少を織り込むものの、引き続き、業績回復に向けた株価上昇を予想することから、「オーバーウエート」を継続するとしている。

 第1四半期(21年4-6月)決算発表時の22年3月期業績計画の下方修正により、目先の業績ダウンサイドリスクは株価に織り込まれ、需要回復による損益改善を織り込む局面に入っていると考えているという。同社の投資魅力として、(1)ワクチン接種が浸透する過程において旅客需要が急速に回復すると考えること(2)JR各社の比較で同社の損益分岐点は相対的に低いことから、需要回復の局面ではいち早く営業黒字に転換すると予想すること(3)過去10年平均PBR1.41倍を大幅に下回る現状の1.0倍割れのPBR水準は割安と考えること――などを挙げている。

 同証券では連結営業利益について、22年3月期1081億円(前期は1847億5100万円の赤字、従来2254億円、会社側計画は1060億円)、23年3月期4796億円(従来4830億円)、24年3月期5378億円(同5412億円)と試算している。

 16日の終値は、前週末比75円安の1万5925円。

提供:モーニングスター社

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