先週の流入額上位-「脱炭素関連 世界株式戦略ファンド(資産成長型)」が初のランクイン

投信

2021/8/17 8:44

 国内公募追加型株式投信(確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、およびETF除く)を対象として、モーニングスター推計値に基づいて前週(2021年8月10-13日)の純資金流入額上位10ファンドを確認したところ、三井住友トラスト・アセットマネジメントの「脱炭素関連 世界株式戦略ファンド(資産成長型)」が設定来初のランクインとなったほか、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型」が2週ぶりにランクインした。

 「脱炭素関連 世界株式戦略ファンド(資産成長型)」は32億円の純資金流入となり、今年5月21日の設定来初のトップ10入りとなった。同ファンドは、外国籍ファンドへの投資を通じて、日本を含む世界の脱炭素関連企業(温室効果ガスの排出量の削減、吸収および除去等への貢献が期待される事業を営む企業)へ投資する。

 外国籍ファンドの運用は、米資産運用会社ニューバーガー・バーマン・グループのニューバーガー・バーマン・インベストメント・アドバイザーズが担う。21年6月末時点のポートフォリオを見ると、組入上位国は、米国(33.54%)、オランダ(11.48%)、アイルランド(9.27%)、組入上位銘柄は、アイルランドの空調設備メーカーの『トレイン・テクノロジーズ』(4.27%)、スイスの化学品メーカー『シーカ』(4.21%)、オランダの電力設備メーカー『アルフェン・ビヘーア』(4.02%)となっている。なお、年2回決算の「資産成長型」のほか、毎月決算の「予想分配金提示型」もある。「予想分配金提示型」の先週の純資金流入額は6億円となった。

 「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型」は43億円の純資金流入となり、7月26-30日以来のランクインとなった。同シリーズは、「Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」が189億円の純資金流入となり3週連続で純資金流入額トップとなったほか、「Bコース(為替ヘッジなし)」が39億円の純資金流入となり、3週連続のトップ10入りとなった。

 「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」の「Bコース」「Dコース」のほかには、「GS フューチャー・テクノロジー・リーダーズ Bコース(為替ヘッジなし)」(愛称:nextWIN)「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」「グローバル・エクスポネンシャル・イノベーション・ファンド」「マニュライフ・円ハイブリッド債券インカム・ファンド(年1回決算型)」「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」(愛称:SBI・V・S&P500)が前々週(2021年8月2-6日)に続いてトップ10入りした。

 一方、前々週ランクインしていたファンドのうち、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))がランク外となった。

提供:モーニングスター社

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