<相場の読み筋>8月18日
2021/8/18 7:45
17日の米国株式は、NYダウが前日比282.12ドル安の3万5343.28ドルと6日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同137.581ポイント安の1万4656.181ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億261万株、ナスダック市場が40億6815万株だった。米7月小売売上高が前月比1.1%減となり、市場予想平均の同0.3%減よりも悪かった。米政府は、新型コロナウイルス禍に対応して、大規模な経済対策を打ち出しているが、同国でGDP(国内総生産)の7割を占めるとされる個人消費の減速が警戒された。また、NYダウが5日連続で史上最高値を更新していたこともあり、利益確定売りも優勢だった。同指数の採用銘柄では、ホーム・デポ<HD>やボーイング<BA>、キャタピラー<CAT>などが、値下がり率の上位に入っている。
18日の東京株式は、軟調な展開が続きそう。きのう17日の日経平均株価は、朝高後に、戻り待ちの売りに押される格好となり4日続落した。上値の重さが意識されるなか、現地17日の米国株式が下落したこともあり、売り優勢のスタートとなりそう。その後も、手がかり材料に乏しいなか、模様眺めムードが広がる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ば(17日は109円32-33銭)とやや円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の前半(同128円69-73銭)とやや円高方向にあるなど、まちまち。17日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、パナソニック<6752.T>、ソニーG<6758.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、17日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比95円高の2万7455円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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