味の素が年初来高値、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」継続、目標株価は3500円に引き上げ

株式

2021/8/24 16:00

 味の素<2802.T>が反発、75円高の3163円まで買われ、連日の年初来高値更新。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では23日付で、レーティング「オーバーウエート」(強気)を継続、目標株価は2900円から3500円に引き上げている。

 同証券では業績予想の増額と、構造改革費用を除いた実質連結1株利益基準への変更により、目標株価を3500円に引き上げるとしている。高いコストマネジメント力と単価上昇の伴ったトップライン戦略が軌道に乗る海外調味料事業の安定成長に加えて、ハイエンドBtoB事業の成長加速により1けた後半の持続的利益成長が実現可能な食品メーカーと考えるとコメント。また、事業利益成長と資本効率向上の同時進行によるROEの向上からくるバリュエーションの切り上げ余地も想定し、「オーバーウエート」を継続するとしている。

 同証券では連結営業利益について、22年3月期1230億円(前期比8.7%増、従来1160億円、会社側計画は1150億円)、23年3月期1330億円(従来1240億円)、24年3月期1450億円(同1350億円)と試算している。

 24日の終値は、前日比60円高の3156円。

提供:モーニングスター社

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