<相場の読み筋>8月26日

2021/8/26 7:45

 25日の米国株式は、NYダウが前日比39.24ドル高の3万5405.50ドルと4日続伸、ナスダック総合指数が同22.059ポイント高の1万5041.859ポイントと5日続伸して取引を終了。ナスダック総合指数は、3日続けて終値ベースの史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が7億3334万株、ナスダック市場が35億3289万株だった。米下院は24日、子育て支援や気候変動などに対応し、10年間で3.5兆ドル(約380兆円)を支出する予算案を可決。法案成立への期待感が高まり、幅広い銘柄が買われた。ただ、27日から行われるジャクソンホール会議でのパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を控え、積極的に上値を追う動きは限られたようだ。NYダウ採用銘柄では、アメリカン・エキスプレス<AXP>やJPモルガン<JPM>、トラベラーズ<TRV>などが、値上がり率の上位に入っている。

 26日の東京株式は、もみ合い商状が続きそうだ。手がかり材料難が続くなか、現地27日から開催されるジャクソンホール会議を控えることもあり、模様眺めムードが広がることも想定される。消去法的に値動きの軽い中小型株への物色が中心になるとみられるほか、海外市場の動きに左右される場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円前後(25日は109円74-76銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の半ば(同128円80-84銭)と円安方向に振れている。25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、東芝<6502.T>、パナソニック<6752.T>、ソニーG<6758.T>、などが、25日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比60円高の2万7800円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ