コカコーラが続落、三菱UFJモルガン証は「アンダーウエート」・目標株価1300円に引き下げ

株式

2021/8/27 16:00

 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では26日付で、レーティングを「ニュートラル」(中立)から「アンダーウエート」(弱気)に、目標株価を2000円から1300円に、それぞれ引き下げている。

 同証券では事業利益予想の減額とバリュエーションの考え方の一部変更に伴い、目標株価を1300円に引き下げるとしている。レーティング引き下げの理由として、(1)21年12月期から22年12月期にかけて事業赤字が続くとみる、22年12月期は原料高も重石となる(2)足元の販売数量の増加が利益増につながっておらず、かつ飲料市場は値上げが難しいとみることから、当面大幅な限界利益の改善が見込みづらい(3)21年12月期6月中間期は事業赤字のため配当利回りが株価の下支え要因とはなりにくいと考える――の3点を挙げている。

 また、世界の飲料市場は、リ・オープニングモードに入っているが、同社は海外エクスポージャーがなく、かつ国内で競合との収益力格差が拡大していることから、相対的に株価がアンダーパフォームしやすいと考えるとしている。

 同証券では連結事業利益について、21年12月期100億円の赤字(前期は1億6900万円、従来80億円、会社側計画は非開示)、22年12月期60億円の赤字(従来110億円)、23年12月期10億円(同130億円)と試算している。

 27日の終値は、前日比21円安の1507円。

提供:モーニングスター社

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