米国株式市場:早期利上げへの警戒感が後退、NYダウ反発、ナスダックも反発し2日ぶり史上最高値更新

株式

2021/8/30 7:46

 前週末27日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比242.68ドル高の3万5455.80ドル、ナスダック総合指数が同183.694ポイント高の1万5129.501ポイントで取引を終了。ナスダック総合指数は2日ぶりに終値ベースでの史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が7億3637万株、ナスダック市場が38億7127万株だった。注目されたカンザスシティ連銀主催「経済シンポジウム」(ジャクソンホール会議)でパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は、「景気回復が続けば、年内にテーパリング(資産購入の減額)を開始することが適切」と述べた。早期の利上げに関しては否定したことから、利上げへの警戒感が後退。景気敏感株を中心に幅広い銘柄が買われた。

 ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アルファベット(グーグルの持株会社)<GOOG>やアマゾン・ドットコム<AMZN>、テスラ<TSLA>などが買われ、同指数の上昇をけん引した。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末27日の大阪取引所清算値比215円高の2万7855円だった。

提供:モーニングスター社

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