今晩のNY株の読み筋=米早期利上げ観測後退がサポートする展開か

株式

2021/8/30 17:03

 30日の米国株式市場は、前週末のジャクソンホール会議においてパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が行ったハト派的な講演内容を背景に、株式市場は多少なりとも買い安心感が広がる展開になるとみられる。

 前週末、パウエル議長は年内のテーパリング(量的緩和の段階的縮小)の可能性に言及したものの、早期の米利上げを否定した。急激な金融引き締めへの警戒感が後退し、主要3指数は揃って反発した。

 週明けのきょう30日も、米早期利上げ観測後退が相場をサポートするとみられる。ただ、ナスダック総合指数とS&P500は史上最高値を更新中で、上値は重そうだ。アフガニスタン情勢や国内感染者数動向など、地政学リスク、感染リスクが意識されるニュースヘッドラインによっては利益確定売り優勢の展開にもなりやすいので、留意したい。

<主な米経済指標・イベント>

7月仮契約住宅販売指数

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズなどが決算発表予定

(日付は現地時間)

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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