<相場の読み筋>9月1日

2021/9/1 7:45

 8月31日の米国株式は、NYダウが前日比39.11ドル安の3万5360.73ドルと続落、ナスダック総合指数が同6.655ポイント安の1万5259.235ポイントと3日ぶりに小反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億3698万株、ナスダック市場が39億7149万株だった。米8月CB(コンファレンス・ボード)消費者信頼感指数が113.8となり、市場予想平均124.0を下回った。8月シカゴPMI(購買担当者景気指数)も66.8と、市場予想平均の68.0に届かなかった。消費の伸び悩みが警戒されたほか、月末のポジション調整もあり、弱含みの展開となった。NYダウ採用銘柄では、ナイキ<NKE>やダウ(旧ダウ・デュポン)<DOW>、シェブロン<CVX>などが、値下がり率の上位に入っている。

 9月1日の東京株式は、堅調な展開か。きのう8月31日の日経平均株価は大幅に続伸し、終値ベースで心理的なフシ目の2万8000円台を回復した。投資家心理の好転が期待され、しっかりとした値動きが続きそう。ただ、200日移動平均線(8月31日時点で2万8261円)や、75日移動平均線(同2万8287円)を控えることから、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円前後(8月31日は109円81-83銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の後半(同129円88-92銭)と小動き。8月31日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、コマツ<6301.T>、パナソニック<6752.T>、アドバンテス<6857.T>などが、同31日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同31日の大阪取引所清算値比110円安の2万8070円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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