ゴールドマン証は日本株の強気再強調―TOPIX2100ポイント目標は上ブレへ

株式

2021/9/9 7:51

 ゴールドマン・サックス証券は日本株に対して引き続き強気のスタンスを強調した。8日付リポートでは年末に向けた一段高を見通し、TOPIX(東証株価指数)の従来目標(2100ポイント、同日終値2079ポイント)を上回る可能性が高いとした。

 自民党の総裁選については、週内に出馬正式表明へ調整を進めていると伝わっている、河野太郎行政改革担当相が勝利するケースが最もマーケットから好感される可能性が高いと指摘。衆院選での自民党の獲得議席の上積み期待に加え、再生可能エネルギーの利用促進や、デジタル化の推進の姿勢がポジティブに受け止められるとみている。

 同証券は8月20日に「日本株の上昇局面が近づく」と題するストラテジーリポートを発行し、TOPIXが2100ポイントに到達するとの予想を打ち出していた。

 経済再開の恩恵を受ける日本航空<9201.T>やANAホールディングス<9202.T>、JR東日本<9020.T>などの「Going-Out銘柄」、デンソー<6902.T>やルネサスエレクトロニクス<6723.T>といった高ベータ大型株、キーエンス<6861.T>やダイキン工業<6367.T>などの外国ファンドがオーバーウエートしている銘柄に引き続き注目している。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ