<新興国eye>トルコ中銀、外貨・金建て預金準備率を2ポイント引き上げへ―物価安定狙い

新興国

2021/9/17 11:44

 トルコ中央銀行は15日、市中銀行が中銀に預ける外貨建ての預金準備率を17日から、すべての預入期間で2ポイント引き上げることを決めた。これは金融市場でドルやユーロなど外貨の流動性を減らし、リラ高に誘導するための措置で、リラ高で輸入物価を抑制し、物価安定を目指す中銀の金融政策効果を高めるのが狙いとなっている。

 外貨建て預金準備率は預入期間1年未満が21%から23%に、また、同1年以上は15%から17%に、いずれも2ポイント引き上げられる。また、金など貴金属による預金準備率も預入期間1年未満が22%から24%へ、預入期間1年以上も18%から20%へ、いずれも2ポイント引き上げられた。

 中銀は7月1日、リラ建て準備預金から外貨に転換できる上限も同19日から全体の20%から10%に引き下げ、10月1日で終了する、と発表していたが、予定通り、10月1日から上限が0%となることも明らかにした。

 これらの一連の措置は10月1日から始まる準備預金の積立期間から適用される。中銀は今回の措置により、トルコリラ建て準備預金が10月1日時点で139億リラ(約16億5000万ドル、1788億円)増となる一方で、外貨・金建て準備預金は34億ドル増となり、外貨建て預金の方がかなり多く増えるとみている。

 トルコではここ数年、インフレが2ケタ台の上昇率で急加速していることを受け、投資家は資産の目減り対策として、ドルなどの外貨購入に走っている。このため、ドル高・リラ安となり、輸入物価が押し上げられ、インフレ全体が加速している。

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 上場MSエマ<1681.T>

提供:モーニングスター社

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