4日の東京株式市場見通し=反発後は上値の重い展開か

国内市況

株式

2021/10/4 7:47

 予想レンジ:2万8800円-2万9100円(1日終値2万8771円07銭)

 4日の東京株式は反発後、上値の重い展開か。日経平均株価は前週末1日、大幅に5日続落した反動や、現地1日の米国株式市場が上昇したことから、買い戻しの動きが先行するとみられる。また、きょうの臨時国会で、自由民主党の岸田文雄氏が内閣総理大臣に指名される見込み。同氏は、総裁選挙で補正予算の編成を示唆しており、新型コロナ対策や脱炭素、少子化などに関連する銘柄に、関心が向かう可能性もある。ただ、戻り待ちの売りも想定されることから、買い一巡後は、停滞商状となる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の後半(前週末1日は111円26-27銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の半ば(同128円82-86銭)と円高方向に振れている。

 前週末1日のADR(米国預託証券)は円換算値で、パナソニック<6752.T>、ファナック<6954.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、同1日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同1日の大阪取引所清算値比230円高の2万9050円だった。(高橋克己)

 4日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・ 8:50 9月マネタリーベース

・臨時国会召集

・証券投資の日

・決算発表=キユーピ<2809.T>、クリエイトH<3148.T>、ネクステージ<3186.T>、不二越<6474.T>、ナガイレベ<7447.T>

【海外】(時間は日本時間)

・23:00 米8月製造業受注

・OPECプラス閣僚会議

・ノーベル医学生理学賞の発表

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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