日経平均は245円程度高、買い先行後に上げ幅を縮小も持ちこたえる格好に=7日寄り付き

 7日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比245円程度高い2万7774円前後で推移する。午前9時20分には、同287円02銭高の2万7815円89銭を付けている。きのう6日に大幅に8日続落した反動や、現地6日の米国株式市場でNYダウとナスダック総合指数が続伸したこともあり、買いが先行した。取引開始後、やや売り圧力が強まり上げ幅を縮小する場面がみられたものの、持ちこたえる格好となり、堅調な動きにある。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比320円高の2万7730円だった。

 業種別では、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、アドバンテスト<6857.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株が上昇。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も高い。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も堅調。SUMCO<3436.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株や、三菱倉<9301.T>、三井倉HD<9302.T>などの倉庫運輸株も上げている。

 個別では、セレス<3696.T>、一蔵<6186.T>、WNIウェザ<4825.T>、ウエルシアH<3141.T>、ネクステージ<3186.T>などが上昇。半面、三井松島HD<1518.T>、富士石油<5017.T>、住石HD<1514.T>、太平発<8835.T>、INPEX<1605.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=111円台の前半(6日は1ドル=111円67-68銭)、1ユーロ=128円台の半ば(同129円05-09銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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