日経平均は149円高と9日ぶり反発、後場は上値の重さが意識されたもよう=7日後場

 7日後場の日経平均株価は、前日比149円34銭高の2万7678円21銭と9日ぶりに反発して取引を終了した。朝方は、きのうまで大幅に8日続落した反動や、米国株高を受け、買いが先行。リバウンドを狙った買いや、時間外取引で米株価指数先物が上昇し、香港・ハンセン指数も反発したことを支えに、午前11時15分に同486円24銭高の2万8015円11銭を付ける場面がみられた。ただ、後場に入ると上値の重さが意識され上げ幅を縮小。模様眺めムードが広がるなか、動意に乏しい動きとなった。東証1部の出来高は13億3087万株、売買代金は2兆9449億円。騰落銘柄数は値上がり839銘柄、値下がり1249銘柄、変わらず95銘柄だった。

 市場では「連騰と続落の幅と日数が長かっただけに、今後1週間程度は落ち着きどころを探る動きとなることも予想される」(中堅証券)との見方があった。

業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が上昇。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も高い。KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も堅調。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、SBI<8473.T>、大和証G<8601.T>などの証券商品先物株も上げた。東証業種別指数は33業種のうち、13業種が上昇、20業種が下落した。

 個別では、カワタ<6292.T>、一蔵<6186.T>、アグレ都市<3467.T>、マネックスG<8698.T>、川崎汽<9107.T>などが上昇。半面、三井松島HD<1518.T>、三陽商<8011.T>、日本コークス<3315.T>、太平発<8835.T>、住石HD<1514.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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