11日の東京株式市場見通し=堅調な展開か

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株式

2021/10/11 7:47

 予想レンジ:2万7900円-2万8200円(8日終値2万8048円94銭)

 11日の東京株式は、堅調な展開か。日経平均株価は前週末8日に続伸し、終値ベースで心理的なフシ目の2万8000円を回復して取引を終了した。投資家心理の好転が見込まるなか、岸田文雄首相はきのう10日の報道番組で、金融所得に対する課税強化について、当面は見直しを行わない考えを示したことも、追い風となりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の前半(前週末8日は111円95-96銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の後半(同129円27-31銭)と円安方向に振れている。前週末8日のADR(米国預託証券)は円換算値で、パナソニック<6752.T>、ソニーG<6758.T>、日産自<7201.T>などが、8日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比45円安の2万8075円だった。(高橋克己)

 11日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・11:00 8月産業機械受注

・15:00 9月工作機械受注

・日銀、生活意識に関するアンケート調査

・エルニーニョ監視速報

・決算発表=コスモス薬<3349.T>、技研製<6289.T>、ローツェ<6323.T>、コーナン商<7516.T>

【海外】(時間は日本時間)

・世銀・IMF年次総会(17日まで)

・ノーベル経済学賞発表

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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