日経平均は285円高と3日ぶり大幅反発、時間外での米先物の上昇や上海の下げ渋りで堅調推移=14日前場
14日前場の日経平均株価は、前日比285円62銭高の2万8425円90銭と3日ぶりに大幅反発して取引を終了。きのう13日に上げ幅を縮小するなど、しっかりした展開となっていたことや、現地13日の米国市場でナスダック総合指数が4日ぶりに反発したことを支えに、買いが先行した。株価指数先物に断続的な買いが入ったことをキッカケに、上げ幅を拡大。午前9時30分には、同362円46銭高の2万8502円74銭を付ける場面もあった。時間外取引で米株価指数先物が上昇し、中国・上海総合指数も下げ渋る動きをみせていることから、堅調な値動きとなったようだ。
為替市場では、ドル・円が1ドル=113円50銭前後(13日は113円57-58銭)と、朝方の水準と比べ、やや円安方向にある。東証1部の出来高は6億1266万株、売買代金は1兆3326億円。騰落銘柄数は値上がり873銘柄、値下がり1198銘柄、変わらず112銘柄だった。
市場では「日経平均株価は、13週移動平均線(2万8520円)が当面のターゲットとして意識されそうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、ヤマハ<7951.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株も高い。アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も堅調。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も上げている。東証業種別指数は33業種のうち、14業種が上昇、18業種が下落、変わらずが1業種だった。
個別では、サイゼリヤ<7581.T>、サインポスト<3996.T>、吉野家HD<9861.T>、ローツェ<6323.T>、東都水<8038.T>などが上昇。半面、セラク<6199.T>、ベル24HD<6183.T>、トレファク<3093.T>、前沢工<6489.T>、アステナHD<8095.T>などが下落した。
提供:モーニングスター社
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