日経平均は73円程度安、買い先行後は戻り待ちの売りに押されたもよう=18日寄り付き

 18日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前週末比73円程度安い2万8994円前後で推移する。午前9時19分には、同118円24銭安の2万8950円39銭を付けている。朝方は、前週末15日の強い動きが継続し、現地15日の欧米株式が上昇したことや、為替市場で、円がドルに対してやや円安方向に振れていることも支えとなり、買いが先行した。ただ、前週末にかけ大幅に続伸し約3.3%上昇していた反動や、戻り待ちの売りに押されたもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末15日の大阪取引所清算値比65円高の2万9185円だった。

 業種別では、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株が下落。日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も安い。キリンHD<2503.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も軟調。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も下げている。

 個別では、マネーフォワード<3994.T>、RPAH<6572.T>、サーバーW<4434.T>、高砂熱<1969.T>、東都水<8038.T>などが下落。半面、はせがわ<8230.T>、三井松島HD<1518.T>、ミタチ産業<3321.T>、ベクトル<6058.T>、大紀アルミ<5702.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=114円台の前半(前週末15日は1ドル=114円09-10銭)、1ユーロ=132円台の半ば(同132円47-51銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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