28日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、黒田日銀総裁会見控え方向感乏しい展開か

為替

2021/10/28 8:42

ドル・円予想レンジ:1ドル=113円30銭-114円30銭

 28日の東京外国為替市場でドル・円は、1ドル=113円台後半を中心に方向感の出にくい展開になるとみられる。

 27日米国時間では、カナダ銀行(中央銀行が)が量的金融緩和の打ち切りと利上げ開始時期の見通しを前倒ししたことを受け、ドルが対カナダドルで弱含み、一時ドル・円を押し下げる場面があったが、ドル売り一巡後は買い戻しが入った。

 28日東京時間は、日銀金融政策決定会合があるものの、量的金融緩和の維持は織り込まれている。一部では今年度の経済成長率見通しを引き下げるとの見方も出ているが、夕刻の黒田日銀総裁の会見、欧州時間のECB(欧州中央銀行)理事会やラガルドECB総裁の会見を控え、ドル・円が大きく振れる材料にはなりにくいとみられる。

<主な経済指標・イベント>

国内:9月商業動態統計、日銀金融政策決定会合および黒田日銀総裁会見、日銀「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)

米国:7-9月期GDP(国内総生産)速報値、9月中古住宅販売仮契約、7年国債入札

その他:ECB定例理事会およびラガルドECB総裁会見

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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