日経平均は664円程度高、自民党の絶対安定多数確保で政策期待への買い続く=11月1日寄り付き

 11月1日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前週末比664円程度高い2万9547円前後で推移。午前9時20分には、同740円64銭高の2万9633円33銭を付けている。前週末10月29日に反発した動きが継続したうえ、衆議院議員選挙で、与党の自由民主党(自民党)が前回よりも議席を減らしたものの、国会を安定的に運営できる絶対安定多数の261議席を獲得。経済対策への期待感も加わり、買いが先行。前週末10月29日の米国株式市場では、NYダウが続伸、ナスダック総合指数が5日続伸。NYダウが3日ぶり、ナスダック総合指数は連日で終値ベースの史上最高値を更新したことも支えに、買い優勢の展開が続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同29日の大阪取引所清算値比210円高の2万8990円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株が上昇。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株も高い。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も堅調。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も上げている。

 個別では、ウェブロック<7940.T>、丸文<7537.T>、クレハ<4023.T>、住友林<1911.T>、保土谷化<4112.T>などが上昇。半面、トランスコス<9715.T>、アイネス<9742.T>、冶金工<5480.T>、GセブンHD<7508.T>、HIS<9603.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=114円台の前半(10月29日は1ドル=113円60-61銭)、1ユーロ=131円台の後半(同132円57-61銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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