天龍製鋸がストップ高カイ気配、第2四半期決算は上ブレ着地、通期業績予想の上方修正に期末増配も

株式

2021/11/11 13:29

 天龍製鋸<5945.T>が500円ストップ高の3410円カイ気配となっている。10日引け後に22年3月期第2四半期(21年4-9月)連結決算の上ブレ着地と通期業績予想の上方修正を発表、また未定としていた期末一括配当は120円(前期末は80円)と増配を予定し、好感されている。

 第2四半期決算は、売上高が69億9600万円(前年同期比42.7%増)、営業利益が14億4800万円(同2.77倍)となった。前回予想に対し、それぞれ8億9600万円、6億3800万円の増額となった。売上高では、海外経済の回復を背景に金属用チップソーの販売が増加し、住宅資材用チップソーも好調に推移した。増収効果に加え、受注増加による工場操業度の大幅な改善、諸経費の削減、自動・省人化設備による生産性の向上などにより、前回予想を上回ることとなった。

 通期業績予想は、売上高が120億円から130億円(前期比18.0%増)、営業利益が16億円から25億円(同61.3%増)に引き上げられた。半導体不足による自動産業などへの影響は懸念されるものの、引き続き住宅資材用チップソーの売上高が堅調に推移し、前回予想を上回る見込みとなった。

提供:モーニングスター社

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