<今日の仮想通貨市況>SECが現物のビットコインETFを却下も想定内との見方

仮想通貨

2021/11/15 9:24

 15日午前9時20分現在の暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=750万円前後(過去24時間比1.8%高)、イーサリアム(ETH)が1ETH=53万円前後(同0.2%安)となっている。

 ビットコインは12日夕方から13日にかけて下げ基調を強め、4営業日ぶりに6万3000ドル(約720万円)を割り込んだ。ただ、すぐに持ち直し、15日早朝には6万5000ドル台を回復した。

 SEC(米証券取引委員会)が12日、VanEck社が申請していた現物のビットコインETF(上場投資信託)を却下しており、これが一時的な下げの要因になったとみられるが、SECは現物のビットコインに連動するETFを承認したことがないため、却下は市場の想定内だったとの見方があった。また、却下するにあたって、「(相場操縦などの不正行為に影響されやすい現物よりも)先物に連動するETFのほうが投資家に相応しい」と評価しており、ビットコイン先物ETFへの好感を示していると受け止める向きもある。

 16日には同じVanEck社でも、SECから承認を受けているビットコイン先物ETFの取引が開始される予定。

(イメージ写真提供:123RF)

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