日経平均は154円程度安、売り先行後も弱含みの展開に=22日寄り付き

 22日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前週末比154円程度安い2万9591円前後で推移。午前9時1分には、同197円70銭安の2万9548円17銭を付けている。前週末19日に反発した反動や、戻り待ちの売りが先行した。その後も弱含みの展開が続いている。前週末19日の米国株式市場では、NYダウが3日続落した一方、ナスダック総合指数は続伸し、連日で終値ベースの史上最高値を更新した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末19日の大阪取引所清算値比155円安の2万9625円だった。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が下落。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も安い。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も軟調。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も下げている。

 個別では、国際紙パ商<9274.T>、フィックスターズ<3687.T>、フィルC<3267.T>、IMAGIC<6879.T>、CVSベイ<2687.T>などが下落。半面、アグレ都市<3467.T>、稀元素<4082.T>、JUKI<6440.T>、サインポスト<3996.T>、巴川紙<3878.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=114円台の前半(前週末19日は1ドル=114円36-37銭)、1ユーロ=128円台の半ば(同129円72-76銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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