日経平均は196円高と反発、東証1部の騰落銘柄数は下落数が多い=25日後場

 25日後場の日経平均株価は、前日比196円62銭高の2万9499円28銭と反発して取引を終了した。きのう24日、3日ぶりに大幅反落した反動で朝方から買い優勢でスタート。その後もしっかりした動きで、午前10時5分には、同267円76銭高の2万9570円42銭ときょうの高値を付けた。後場も買いが先行したものの、手がかり材料に欠けるなか、現地25日の米国市場が感謝祭の祝日で休場となることもあり、模様眺めムードも強まった。取引終了間際に上げ幅を縮小し、後場の安値で取引を終えている。東証1部の出来高は9億5984万株にとどまり、10月19日以来の10億株割れで、売買代金は2兆1145億円。騰落銘柄数は値上がり1013銘柄、値下がり1073銘柄、変わらず97銘柄だった。

 市場では「手がかり材料に欠けることから、当面は米国のクリスマス商戦を動向を確認してからの対応となりそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も高い。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も堅調。三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も上げた。東証業種別指数は33業種のうち、25業種が上昇、8業種が下落した。

 個別では、東洋電機製造<6505.T>、フロンティM<7038.T>、ノーリツ鋼<7744.T>、FIG<4392.T>、フューチャー<4722.T>などが上昇。半面、アルコニクス<3036.T>、OKK<6205.T>、ティアック<6803.T>、クックパッド<2193.T>、アステリア<3853.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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