<特集>12月の配当取り、狙い目は?(3)=フェンオール―半導体関連装置が堅調推移

株式

2021/11/26 17:03

 日本フェンオール(フェンオール)<6870.T>を拾いたい。同社は12月期末一括配当67円(前期実績65円)に増額を計画する。26日終値1672円に対する利回りは4.00%となり、市場2部銘柄の平均利回り1.97%を大きく上回る見込み。21年12月期の連結業績予想は、売上高122億9800万円(前期比34.8%増)、純利益7億8900万円(同34.8%増)を据え置き。第3四半期(1-9月)決算での純利益は5億9300万円(前年同期比38.6%増)で、進ちょく率は75.2%と順調に推移している。主力のSSP(Safety Security Protection)部門は、消火設備リニューアルが堅調に推移すると予想される。また、サーマル部門では、半導体市場の活況を受け、主力製品である半導体製造装置向け熱板およびセンサーの受注が伸長することが見込まれる。

 株価は、25日に直近高値となる1689円を付ける場面がみられた。5月10日に付けた年初来高値1744円まではまだ距離を残している。ただ、同社の発行済み株式数は589万3000株、時価総額は97億円強で、小型株のため値動きが荒くなる可能性があり留意したい。

提供:モーニングスター社

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