日経平均は545円程度高、現物株の取引開始後、株価指数先物に断続的な買い=16日寄り付き

 16日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比545円程度高い2万9005円前後で推移。午前9時17分には、同584円79銭高の2万9044円51銭を付けている。取引時間中に2万9000円台となるのは、11月26日以来、約3週間ぶり。注目されたFOMC(米連邦公開市場委員会)は、ほぼ市場予想通りの結果となり、現地15日の米国株式が反発。きのう15日は様子見姿勢が強かった反動もあり、買いが先行。現物株の取引が開始された後、株価指数先物に断続的な買いが入り、上げ幅を拡大した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所清算値比395円高の2万8865円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も高い。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も堅調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も上げている。

 個別では、大真空<6962.T>、大末建設<1814.T>、MSOL<7033.T>、クロスマーケ<3675.T>、アルバック<6728.T>などが上昇。半面、ネットプロテ<7383.T>、プロレドP<7034.T>、ソウルドO<6553.T>、OKK<6205.T>、バリューHR<6078.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=114円台の前半(15日は1ドル=113円73-74銭)、1ユーロ=128円台の後半(同128円11-15銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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