日経平均は272円程度安、時間外取引で米株価指数先物が下落し弱い動きが続く=20日寄り付き

 20日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前週末比272円程度安い2万8272円前後で推移。午前9時16分には、同293円48銭安の2万8252円20銭を付けている。前週末17日に大幅反落した動きが継続、現地17日の米国株式が続落したこともあり、売りが先行した。時間外取引で米株価指数先物が下落していることもあり、弱含みの動きが続いている。欧米で、新型コロナウイルスの感染が再拡大していることも意識されてるようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末17日の大阪取引所清算値比95円安の2万8425円だった。

 業種別では、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も安い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も軟調。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も下げている。

 個別では、タキヒヨー<9982.T>、ラウンドワン<4680.T>、宮越HD<6620.T>、三井ハイ<6966.T>、ハウスコム<3275.T>などが下落。半面、TOA<6809.T>、ペプチドリーム<4587.T>、片倉<3001.T>、ラサ商事<3023.T>、井筒屋<8260.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=113円台の半ば(前週末17日は1ドル=113円65-67銭)、1ユーロ=127円台の半ば(同128円62-66銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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