日経平均は51円程度安、一時プラスに転換も戻り待ちの売りに押される=29日寄り付き

 29日午前9時26分すぎの日経平均株価は、前日比51円程度安い2万9017円前後で推移する。午前9時3分には、同74円57銭安の2万8994円59銭を付けている。きのう28日に、3日ぶりに大幅反発した反動や、買い手がかり難から、売りが先行した。株価指数先物に断続的な買いが入り、プラスに転じる場面もみられたが、戻り待ちの売りに押されたもよう。現地28日の米国株式市場は、NYダウが5日続伸した一方、ナスダック総合指数は5日ぶりに反落するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所清算値比25円高の2万8965円だった。

 業種別では、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、INPEX<1605.T>、K&Oエナジ<1663.T>などの鉱業株が下落。AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株も安い。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も軟調。ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株も下げている。

 個別では、ERIHD<6083.T>、パイプドHD<3919.T>、GLM<3486.T>、ユニカフェ<2597.T>、グリーンズ<6547.T>などが下落。半面、アウトソシン<2427.T>、Jフロント<3086.T>、ライドオンH<6082.T>、トビラS<4441.T>、インフォコム<4348.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時26分時点で、1ドル=114円台の後半(28日は1ドル=114円84-85銭)、1ユーロ=129円台の後半(同129円97銭-130円01銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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