日経平均は257円程度安、株価指数先物に断続的な売りで下げ幅拡大=30日大納会寄り付き

 30日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比257円程度安い2万8649円前後で推移。午前9時18分には、同327円39銭安の2万8579円49銭を付けている。きのう29日が軟調な展開だったことや、手がかり材料に乏しいこともあり、売りが先行。その後、株価指数先物に断続的な売りが出たこともあり、下げ幅を拡大した。現地29日の米国株式市場では、NYダウが6日続伸し史上最高値を更新した一方、ナスダック総合指数は続落するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比20円安の2万8810円だった。

 業種別では、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が下落。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も安い。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も軟調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も下げている。

 個別では、エムアップH<3661.T>、ERIHD<6083.T>、HIS<9603.T>、クロスキャット<2307.T>、オープンドア<3926.T>などが下落。半面、プロパティA<3464.T>、バリューHR<6078.T>、オルガノ<6368.T>、愛知時計<7723.T>、光世証<8617.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=114円台の後半(29日は1ドル=114円88-89銭)、1ユーロ=130円台の半ば(同129円82-86銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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