安川電機が4日ぶり反発、売りが先行も堅調な業績を背景に上げ転換

株式

2022/1/12 16:06

 安川電機<6506.T>が4日ぶりに反発し、180円高の5520円を付けている。11日引け後、22年2月期第3四半期(21年3-11月)の連結決算を発表。朝方は、営業利益が市場予想平均に届かず、売りが先行する場面がみられたが、堅調な業績を背景に、上げに転じたようだ。

 第3四半期決算は、売上収益が3573億7800万円(前年同期比27.7%増)、営業利益が399億3200万円(同99.2%増)だった。長期化する部品の供給不足などで生産の制約を受けたものの、モーションコントロールセグメントやロボットセグメントを中心に旺盛な需要を取り込んだ。利益面では、物流費や原材料費の値上がりの影響を受けたが、売上増加に伴う利益増や経費管理を徹底したことなどが寄与した。営業利益の市場予想平均は406億円程度だった。

 22年2月期業績予想は、売上収益4850億円(前期比24.5%増)、営業利益580億円(同2.1倍)を据え置いている。

 12日の終値は、前日比120円高の5560円。

提供:モーニングスター社

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