信用関連データ=売り残が増加に転じ、買い残は6週ぶりに増加、信用倍率4.96倍に低下
7日申し込み現在の2市場信用取引残高は、売り残が前週比315億円増の6789億円、買い残は同70億円増の3兆3647億円だった。売り残が増加に転じ、買い残は6週ぶりに増加した。信用倍率は前週の5.19倍から4.96倍に低下した。
この週(4-7日)の日経平均株価は7日終値が21年12月30日大納会終値比313円安の2万8478円だった。4営業日中、2勝2敗となった。4日大発会は大幅反発(510円高)。米国株高や円安・ドル高を背景に広範囲に買いが先行した。翌5日は小幅続伸(30円高)となったが、6日は急落(844円安)した。21年12月14-15日のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨で早期利上げの可能性が示唆され、米長期金利が上昇し、米ハイテク株中心に大きく下落した流れを受け、リスク回避の売りが広がった。時間外取引の米株価指数先物安なども下げ幅拡大につながった。週末7日は小幅続落(9円安)となった。前日の大幅下落の反動で上昇して始まったが、一巡後は先物主導で軟化し、下げ幅を広げる場面もあった。その後は持ち直したが、買いは限定された。3連休を前にして、日本時間7日夜には米雇用統計の発表を控え、様子見気分となった。
12日の売買代金に占めるカラ売り(信用取引を含む)の割合を示すカラ売り比率(小数点第2位以下を四捨五入)は39.6%(前営業日は44.7%)と低下し、9営業日ぶりに40%を割り込んだ。この日の日経平均株価は、4営業日ぶりに大幅反発し、2万8765円(前日比543円高)引けとなった。現地11日のパウエルFRB(米連邦準備理事会)議長の議会証言後に米長期金利が上昇一服となり、米国株式が上昇した流れを好感した。中国の21年12月生産者・消費者物価指数が市場予想を下回り、高インフレ懸念が後退するとともにアジア株高も後押しし、大引け近くには上げ幅が590円を超えた。好地合いが続くようだと、カラ売り比率が一段と抑えられる可能性もある。
提供:モーニングスター社
関連記事
-
今晩のNY株の読み筋=米12月CPIやNATO・ロシア協議に注目
2022/1/12 17:09
12日の米国株式市場は、米12月CPI(消費者物価指数)が注目となる。市場予想の平均値は前年比7.0%上昇と、11月の6.8%上昇を上回る見通しで、予想通りなら高インフレが意識される。ただ、前日のパ・・・…続き
-
225オプション・コール(期近・1月12日・権利行使価格2万9000円)
2022/1/12 17:04
(売参加者・上位10社) ABNクリアリ -2451 SBI証券 -394 SMBC日興証 -273 松井証券 -224 BNPパリバ証 -221 モルガンMUF・・・…続き
-
12日のPTS注目ポイント=OSG、トーセイ、ロードスターなど
▽OSG、22年11月期は連結営業利益25.4%増を見込み13円増配予定、自社株買い決定も▽トーセイ、22年11月期は連結営業利益16.4%増を見込み9円増配予定、自社・・・…続き
速報ニュース
-
11時間前
-
GFA、プラチナムプロダクションとオンラインクレーンゲーム内で取り扱うグッズを共同開発
11時間前
-
三井松島HD、シティインデックスイレブンスの共同保有者が買い増し
11時間前
-
11時間前
-
日経平均は132円安と4日ぶり反落、手がかり材料難や週末要因で不安定な値動き=17日後場
12時間前
-
12時間前
-
グロース250が3日続落、エクサウィなど下落=新興市場・17日
12時間前
-
12時間前
-
17日大引けの日経平均株価=132円88銭安の3万8787円38銭と4日ぶり反落
12時間前
-
日経平均株価は184円安、売買代金はレーザーテク、三菱UFJ、三井住友が上位
13時間前