<米国株情報>ユナイテッド航空、減便実施へ―オミクロン株欠勤者3000人に達する

株式

2022/1/13 10:27

 航空大手ユナイテッド航空ホールディングス<UAL>は11日、短期的に運航スケジュールを減便する方針を明らかにした。オミクロン株の感染拡大による乗務員の欠勤が急増していることを受けた。

 同社のスコット・カービー社長は従業員に宛てた社内メモで、「利用客へのサービス提供に必要な人員や資源を確保するため、短期的に運航スケジュールを縮小する」とし、減便を実施したい考えを示した。ただ、どの程度の減便になるかは明らかにしていない。

 同社では21年12月以降のオミクロン株の感染拡大により、乗務員を含む約3000人(米国内の従業員の約4%相当)がオミクロン株に感染し、欠勤を余儀なくされている。

 他社も同様で、ニューヨーク州を拠点とする格安航空大手ジェットブルー航空<JBLU>がいち早く1月の運航スケジュールの減便を実施し、アラスカ航空<ALK>やアメリカン航空<AAL>も追随する構えとなっている。

 ユナイテッド航空のカービー社長は社内メモで、陽性となった従業員のうち、ワクチン接種済みの従業員は入院が必要な状態になっていないことを明らかにするなどして、ワクチン未接種の従業員に対し、接種の重要性を呼び掛けている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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