<相場の読み筋>1月20日

2022/1/20 7:45

 19日の米国株式は、NYダウが前日比339.82ドル安の3万5028.65ドルと4日続落、ナスダック総合指数が同166.642ポイント安の1万4340.255ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億4210万株、ナスダック市場が45億3537万株だった。米10年物国債の利回りが1.8%台の半ばで高止まりするなか、地政学リスクの高まりからNY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が3日続急伸。引き続き、インフレへの警戒感が相場の重しとなった。米12月住宅着工件数は、年率換算で170万2000件となり、市場予想平均の165万件を上回ったが、市場の反応は限られた。NYダウ採用銘柄では、ボーイング<BA>やキャタピラー<CAT>、アメリカン・エキスプレス<AXP>などが、値下がり率の上位に入っている。

 20日の東京株式は、落ち着きどころを探る展開か。きのう19日に大幅続落した反動や、自律反発狙いの買いが期待される。ただ、現地19日の米国株式が続落し、安値圏で取引を終えていることから、時間外取引での米株価指数先物や長期金利の動きなどを確認したいとして、模様眺めムードが広がる可能性もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の前半(19日は114円42-43銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の半ば(同129円64-68銭)と小動き。19日のADR(米国預託証券)は円換算値で、パナソニック<6752.T>、ソニーG<6758.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、19日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比55円高の2万7575円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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