大紀アルミが急落、22年3月期第3四半期累計は大幅増収増益も材料出尽くし感

株式

2022/2/1 14:15

 大紀アルミニウム工業所<5702.T>が急落。1月31日引け後の決算発表で、22年3月期第3四半期累計(21年4-12月)の連結業績は大幅な増収・増益を達成したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前日比160円安の1400円まで値を下げている。

 22年3月期第3四半期累計は、売上高1622億4500万円(前年同期比74.1%増)、営業利益139億3800万円(同3.0倍)。大手需要先である自動車メーカーにおける新型コロナウイルス感染症拡大に加え半導体不足の影響により、生産は一進一退の状況が続いたが、平均販売価格の上昇によりアルミニウム二次合金地金が売上高を1100億8800万円(同86.2%増)に伸ばして全体をけん引。商品・原料他も売上高521億5600万円(同53.2%増)と好調に推移した。

 22年3月期については、売上高2312億円(前期比66.1%増)、営業利益185億6000万円(同2.0倍)とした従来予想を据え置いている。午後2時12分現在の株価は148円安の1412円。

提供:モーニングスター社

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