日経平均は167円程度高、買い先行後も時間外取引での米株価指数先物の上昇が支えのもよう=9日寄り付き

 9日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比167円程度高い2万7451円前後で推移。午前9時6分には、同259円24銭高の2万7543円76銭を付けている。きのう8日は、上値の重い展開だったものの反発していたことや、現地8日の米国株式市場で、NYダウが続伸し、ナスダック総合指数も反発したことから、買いが先行。その後も堅調に推移している。時間外取引で米株価指数先物が上昇していることも支えとなっているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比115円高の2万7395円だった。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も高い。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も堅調。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、楽天グループ<4755.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も上げている。

 個別では、グレイス<6541.T>(整理)、Jリース<7187.T>、アクセル<6730.T>、IHI<7013.T>、新日本電工<5563.T>などが上昇。半面、レノバ<9519.T>、静岡ガス<9543.T>、ファルテック<7215.T>、不二製油G<2607.T>、ポピンズHD<7358.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=115円台の半ば(8日は1ドル=115円48-50銭)、1ユーロ=131円台の後半(同131円63-67銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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