<相場の読み筋>2月10日

2022/2/10 7:45

 9日の米国株式は、NYダウが前日比305.28ドル高の3万5768.06ドルと3日続伸、ナスダック総合指数が同295.918ポイント高の1万4490.373ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億187万株、ナスダック市場が45億182万株だった。米10年物国債の利回りが1.9%台前半で推移。金利の落ち着きから、ハイテク株を中心に買い戻す動きがみられ、NYダウは一時、360ドルを超える上昇をみせる場面もあった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、メタ(旧フェイスブック)<FB>やエヌビディア<NVDA>、マイクロソフト<MSFT>などが買われ、同指数の上昇をけん引した。

 10日の東京株式は続伸後、しっかりした展開か。きのう9日に大幅続伸した動きや、現地9日の欧米株式が上昇したこともあり、買い先行のスタートとなりそう。25日移動平均線(9日時点で2万7691円)を上抜けた場合、投資家心理の好転が見込まれ、上値を試す場面もありそう。ただ、3連休を控えることから、取引終了前にかけてポジション調整売りに押されることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=115円台の半ば(9日は115円40-42銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=131円台の後半(同131円65-69銭)と円安方向に振れている。9日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、アドバンテスト<6857.T>、ホンダ<7267.T>などが、9日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比275円高の2万7825円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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