米国株式市場:ウクライナでの戦闘の激化を警戒、NYダウ・ナスダック続落

株式

2022/3/7 7:46

 前週末4日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比179.86ドル安の3万3614.80ドル、ナスダック総合指数が同224.503ポイント安の1万3313.438ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億7767万株、ナスダック市場が51億4687万株だった。

 ロシア軍が4日、ウクライナ南東部にあるザポロジエ原子力発電所を制圧したと報じられた。同所内の放射線量に変化はないとされたが、戦闘の激化を警戒しリスク回避姿勢が強まった。米2月雇用統計では、季節調整済みの非農業分野の雇用者数が前月比67万8000人増と、市場予想平均の同40万人増を上回ったが、市場の反応は限られた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アプライド・マテリアルズ<AMAT>やエヌビディア<NVDA>、アドバンスド・マイクロ・デバイシズ<AMD>などが下落し、同指数の重しとなった。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末4日の大阪取引所清算値比230円安の2万5870円だった。

提供:モーニングスター社

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