明日の日本株の読み筋=配当落ち分の即日埋めなるかに注目

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株式

2022/3/29 16:30

 あす30日の東京株式市場では、3月末決算銘柄の権利落ち日を迎え、配当落ち分(日経平均株価で推定235円程度)を即日で埋められるかどうかが注目される。即日埋めとなれば、基調の強さが改めて意識されることにもなろう。機関投資家による配当再投資に絡んだ株価指数先物への買いが続くとみられ、外部環境が落ち着けば、堅調さを維持する可能性がある。もっとも、29日に3月末配当取りの動きを終え、配当再投資もあす寄り付き段階で大方一巡するとみられ、需給面でのピーク通過を警戒する向きもある。

 29日の日経平均株価は大幅反発し、2万8252円(前日比308円高)と高値で引けた。朝方は、NY原油先物安を背景に28日の米国株式市場で主要3指数が上昇した流れを受け、買いが先行した。きょうは3月末配当の権利付き最終売買日で、権利取りの動きや配当再投資に絡む先物買いへの期待もあり、引けにかけて上げ幅を拡大した。市場では、「日経平均2万8000円オーバーの水準では戻り売りが控え、(先行き)売買が交錯するのではないか」(準大手証券)との声が聞かれた。

提供:モーニングスター社

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