OK、22年6月期は最終黒字へ浮上―運用益拡大、ウィズコロナでエンタメ売上も回復

株式

2022/3/31 8:22

 オウケイウェイヴ(OK)<3808.NG> は30日に22年6月期の最終利益が1.8億円(前期は40.5億円)になりそうだと発表した。従来は約3億円の赤字を計画していたが、資金運用益により黒字に浮上する。また、エンターテインメント関連事業を手掛ける子会社の売上も想定以上に増えている。

 同社はFAQ事業の売却によって、22年6月期の売上高が前期(22億円)から大きく減少する。一方、音楽制作やライブ、コンサート制作などを手掛ける子会社アップライツ社の事業環境は、ウィズコロナで音楽イベントが再開する動きにより好転した。

 これに伴い、22年6月期の連結売上高は従来予想を0.2億円上回る4.5億円を見込む。営業損益の赤字幅も従来の13.5億円から12.3億円(前期は5.2億円の赤字)へとやや縮小する方向だ。

 最終利益は、一任型の投資運用で手元資金を運用したことによる特別利益が第3四半期(1-3月)に発生することで押し上げられる。同社は5月上旬に第3四半期決算の発表を予定している。

提供:モーニングスター社

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