<相場の読み筋>4月14日

2022/4/14 7:45

 13日の米国株式は、NYダウが前日比344.23ドル高の3万4564.59ドルと3日ぶり、ナスダック総合指数が同272.015ポイント高の1万3643.587ポイントと4日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億9206万株、ナスダック市場が45億2710万株だった。米3月PPI(生産者物価指数)は、変動の大きい食品やエネルギーを除くコアで前年同月比9.2%上昇し、市場予想平均の同8.4%上昇を上回った。インフレ警戒から10年物国債の利回りが上昇(価格は下落)する場面もみられた。ただ、その後は利回りが低下(価格は上昇)に転じたことから、調整が進んでいたハイテク株に買い戻しの動きが強まった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、テスラやアマゾン・ドットコム、アドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが、値上がり率の上位に入っている。

 14日の東京株式は続伸後、上値の重い展開か。日経平均株価はきのう13日、時間外取引で米株価指数先物が上昇したことを支えに3日ぶりに大幅反発した。きのうの強い動きや、米国株の反発もあり、買い優勢スタートが見込まれる。ただ、現地15日はグッドフライデー(聖金曜日)で、欧米の主要株式市場が休場となることから、海外投資家による積極的な売買は期待しづらく、模様眺めムードが広がる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=125円台の半ば(13日は126円05-06銭)と円高方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=136円台の半ば(同136円62-66銭)と小動き。

 13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、オムロン<6645.T>、オリンパス<7733.T>などが、13日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比70円高の2万6950円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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