<相場の読み筋>4月28日

2022/4/28 7:45

 27日の米国株式は、NYダウが前日比61.75ドル高の3万3301.93ドルと反発、ナスダック総合指数は同1.810ポイント安の1万2488.933ポイントと小幅に続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億9299万株、ナスダック市場が44億7417万株だった。NYダウは、前日26日に急反落した反動や、リバウンド狙いの買いが入り堅調な展開となった。また、26日の通常取引終了後、1-3月期の決算を発表したマイクロソフトが、市場予想平均を上回る決算となったことが好感され、同指数の支えとなった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、1-3月期の決算が市場予想平均に届かなかったアルファベット(グーグルの持ち株会社)が下げたほか、ネットフリックスやメタ(旧フェイスブック)なども軟調だった。

 28日の東京株式は、弱含みの展開か。きのう27日の日経平均株価は、売り先行後に下げ渋り底堅い動きをみせていた。下値では押し目を拾う動きが見込まれるものの、あす29日からゴールデンウイークに入り、5月第1週の取引は2日と6日のみとなることから、積極的な買いは期待しづらい。また、日銀の金融政策決定会合の内容発表や、黒田東彦総裁の記者会見も控えることから、見送りムードが強まる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=128円台の前半(27日は127円98銭-128円00銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=135円台の半ば(同135円96銭-136円00銭)と円高方向にある。

 27日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、東芝<6502.T>、TDK<6762.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、27日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比15円安の2万6375円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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