(再送)ETSHD、四国の送電工事会社を買収―展開エリア広がる

株式

2022/5/10 15:06

 電気工事のETSホールディングス<1789.T>は10日、四国地方で展開する同業の中央電気(徳島県三好市)を買収すると発表した。

 中央電気は四国電力<9507.T>を主要顧客に鉄塔の建て替えや送電線工事を手掛ける。代表取締役社長らから全株を取得し、中央電気の子会社の電友社(徳島市)とともに子会社化する。親会社の売上規模は直近期の実績で約4億円(純利益1700万円)。

 ETSHDは東北地方を得意とするが、昨年には岡山市の電気設備会社の岩井工業所、空調工事を手掛ける大阪市のユウキ産業を相次いで傘下に収めている。中央電気をグループに加えることで新たに四国もカバー。M&A(企業の買収・合併)を駆使した展開エリアの拡大が一段と加速する。

 中央電気の純資産は約3億円。買収額は開示していないが、のれん代はほとんど発生しないとみられる。

 同時に発表した今9月期上期の連結営業利益は1億4200万円(前年同期比11.1%減)で、通期計画は3億7700万円(前期比46.1%増)を据え置いた。

 10日の終値は、前日比6円安の700円。

提供:モーニングスター社

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