<米国株情報>AMC、第1四半期は大幅増収に赤字幅縮小―ヒット作に恵まれ動員数急回復

株式

2022/5/11 10:30

 AMCエンターテインメントは9日引け後に22年12月期第1四半期(1-3月)の決算を発表した。売上高は前年同期比5.3倍の7億8570万ドルと大幅増収を達成し、最終赤字は3億3740万ドル(前年同期は5億6720万ドルの赤字)、調整後の希薄化後1株当たり損益(EPS)は0.52ドルの赤字(前年同期は1.42ドルの赤字)にそれぞれ縮小。売上高、同EPSともに市場予想よりも改善した。

 「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」や「バットマン」などのヒット作に恵まれ、第1四半期の観客動員数は全世界で3907万5000人と、前年同期の679万7000人の約6倍となった。

 今後、「トップガン:マーヴェリック」や「ジュラシック・ワールド・ドミニオン」などが上映されるほか、年末にはジェームズ・キャメロン監督の「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(アバター続編)」の公開も控えており、AMCのアダム・アーロンCEO(最高経営責任者)は、「興行収入の見通しは非常に明るい」とした。また、26年までに全米3500館でレーザーを光源とした最新鋭映写機「レーザープロジェクタ―」を導入する計画も明らかにした。

 AMCの株価は9日の夜間取引で急伸したものの、翌10日の日中取引では前日比5.43%安の11.84ドルと4営業日続落して取引を終えている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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