日経平均は672円安と5日ぶり大幅反落、売り一巡後は海外株も軟調で手控えムード=19日前場

 19日前場の日経平均株価は、前日比672円80銭安の2万6238円40銭と5日ぶりに大幅反落して取引を終えた。午前9時6分には、同761円11銭安の2万6150円09銭を付けた。前日まで4日続伸していた反動や、現地18日の米国株式が大幅に反落したことから、売りが先行。その後、株価指数先物に断続的な売りも出て、下げ幅を拡大した。売り一巡後は、時間外取引での米株価指数先物の下落や、香港・ハンセン指数が5日ぶりに反落し、中国・上海総合指数も続落したこともあり、手控えムード強まるなか、総じて安値圏での推移となった。東証プライムの出来高は6億3508万株、売買代金は1兆5631億円。騰落銘柄数は値上がり199銘柄、値下がり1594銘柄、変わらず44銘柄だった。

 市場では「株価指数先物に左右される展開が続いているが、好業績銘柄は堅調な値動きをみせているものもあり、そのような銘柄の突っ込んだところを拾いたい」(中堅証券)との声が聞かれた。

 東証業種別指数は全33業種が下げた。業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が下落。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も安い。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も軟調。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株も下げた。

 個別では、DmMiX<7354.T>、ビジョン<9416.T>、エンジャパン<4849.T>、F&LC<3563.T>、ジャスト<4686.T>などが下落。半面、東洋建設<1890.T>(監理)、イオンファン<4343.T>、KeePer<6036.T>、岩谷産<8088.T>、JTEC<3446.T>などが上昇した。

提供:モーニングスター社

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