日経平均は7円高と小幅に3日ぶり反発、買い一巡後は戻り待ちの売りに伸び悩み=26日前場

 26日前場の日経平均株価は、前日比7円91銭高の2万6685円71銭と小幅に3日ぶり反発して取引を終えた。朝方から買いが先行し、午前9時14分には、同220円95銭高の2万6898円75銭を付けた。ただ、買い一巡後は伸び悩み商状となり、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となり、寄り付き直後に続き、下げに転じる場面もみられ、不安定な値動きとなった。東証プライムの出来高は5億5008万株、売買代金は1兆3869億円。騰落銘柄数は値上がり1369銘柄、値下がり421銘柄、変わらず47銘柄だった。

 市場では「大手半導体メーカーの米エヌビディアが発表した売上見通しが市場予想平均に届かず半導体関連がさえないなか、買い一巡後に戻り待ちの売りが強まるなど、不安定な値動きが続きそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株が上昇。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も高い。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も堅調。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も上げた。東証業種別指数は全33業種のうち、22業種が上昇、11業種が下落した。

 個別では、FPG<7148.T>、ギフティ<4449.T>、ビジョン<9416.T>、ODK<3839.T>、FFJ<7092.T>などが上昇。半面、DeNA<2432.T>、三菱電機<6503.T>、日ペイントH<4612.T>、フジテック<6406.T>、JMDC<4483.T>などが下落した。

提供:モーニングスター社

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