9日の東京株式市場見通し=上値を試す場面がありそう

国内市況

2022/6/9 7:47

 予想レンジ:2万8000円-2万8400円(8日終値2万8234円29銭)

 9日の東京株式は、上値を試す場面がありそう。日経平均株価はきのう8日、3月下旬に上値を抑えられた200日移動平均線を上抜けたことから、投資家心理の好転が見込まれ、買いが先行しそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=134円台の前半(8日は133円57-59銭)、ユーロ・円が1ユーロ=143円台の後半(同142円76-80銭)と円安方向に振れている。輸出関連銘柄を中心に堅調な展開が期待される。ただ、6月限株価指数先物の最終売買日にあたることから、仕掛け的な売買には注意したい。8日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>、ローム<6963.T>などが、8日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比40円安の2万8150円だった。(高橋克己)

9日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・ 8:50 5月マネーストック、週間の対外対内証券売買契約

・15:00 5月工作機械受注

【海外】(時間は日本時間)

・21:30 米週間の新規失業保険申請件数

・中国5月貿易収支

・ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)

・米30年国債入札

・決算発表=ドキュサイン

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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