日経平均は79円程度高、朝安後は上げ転換、時間外取引での米株価指数先物高や円安が支え=9日寄り付き

 9日午前9時25分すぎの日経平均株価は、前日比79円程度高い2万8314円前後で推移する。午前9時24分には、同88円09銭高の2万8322円38銭を付けている。朝方は、きのう8日まで4連騰していた反動や、現地8日の米国株式が3日ぶりに反落したことなどから、売りが優勢となった。ただ、押し目を拾う動きもみられるもようで、上げに転じた。時間外取引で米株価指数先物が上昇していることや、為替市場で円がドルやユーロに対して円安方向に振れていることも支えとなっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比40円安の2万8150円だった。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が上昇。NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、東洋紡<3101.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も高い。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も堅調。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も上げている。

 個別では、ビューティガレージ<3180.T>、BEENOS<3328.T>、日華化学<4463.T>、トレファク<3093.T>、アイスタイル<3660.T>などが上昇。半面、シャープ<6753.T>、川崎汽<9107.T>、くら寿司<2695.T>、新光電工<6967.T>、イビデン<4062.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時25分時点で、1ドル=134円台の前半(8日は1ドル=133円57-59銭)、1ユーロ=144円前後(同142円76-80銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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